ベーキングドライボックスは、電熱線を使用して対象物を加熱および乾燥させる装置です。室温より5～300℃高い温度（一部200℃高い）の範囲での焼成、乾燥、熱処理などに適しており、感度は通常±1℃です。オーブンにはさまざまな種類がありますが、基本的な構造は似ています。一般に、オーブンはボックス、電気加熱システム、自動温度制御システムで構成されます。オーブンの使用上の注意点をいくつかご紹介します。
1. 振動や腐食を防ぐため、オーブンは屋内の乾燥した水平な場所に設置してください。
2. 電気の安全な使用に留意し、オーブンの消費電力に応じて十分な容量の電源スイッチを設置してください。十分な電源導体を選択し、適切な接地線を使用してください。
3. 電気接触式水銀温度計式サーモスタット付きオーブンの場合は、電気接触式温度計の 2 本の線をオーブン上部の 2 つの端子に接続します。また、通常の水銀温度計を排気弁に挿入し（排気弁内の温度計は電気接触水銀温度計の校正とボックス内の実際の温度を観察するために使用されます）、排気弁の穴を開けます。電気接触水銀温度計を必要な温度に調整し、スチールキャップのネジを締めて、温度を一定にする目的を達成します。ただし、調整中に指示鉄が目盛の外側で回転しないように注意してください。
4. すべての準備ができたら、テストサンプルをオーブンに入れ、接続して電源をオンにします。赤いインジケーターライトが点灯し、オーブンが加熱されたことを示します。温度が制御温度に達すると、赤ランプが消え、緑ランプが点灯し、恒温が開始されます。温度管理の失敗を防ぐためには、温度管理にも気を配る必要があります。
5. 試験サンプルを配置するときは、配置が密になりすぎないように注意してください。熱風の上昇への影響を避けるため、試験対象物を放熱板の上に置かないでください。可燃性、爆発性、揮発性、腐食性の物品を焼くことは禁止されています。
6. 作業場内でサンプルの状態を観察する必要がある場合は、外側チャンネルボックスの扉を開けてガラス扉越しに観察してください。ただし、一定の温度に影響を与えないように、ドアの開閉はできるだけ少なくすることをお勧めします。特に使用温度が200℃以上の場合、ボックス扉を開けるとガラス扉が急激に冷えて割れる可能性があります。
7. エアブラスト付きオーブンの場合、加熱中および温度一定中に送風機をオンにする必要があります。そうしないと、作業室内の温度の均一性に影響し、発熱体が損傷します。
8. 安全を確保するために、作業後は適時に電源を切ってください。
9. オーブンの内側と外側を清潔に保ちます。
10. 使用するときは、温度がオーブンの最高使用温度を超えないようにしてください。
11. 火傷を防ぐため、試験対象物を取り出したり配置したりする際には、特別な工具を使用する必要があります。
